カジノ施設・機器の規制

以下のカジノ施設の数・規模の要件適合性、カジノ施設・カジノ関連機器の技術的基準適合性を免許付与に際して審査

施設の数・規模

• IR区域数は上限3か所、カジノ施設の数は各IRにおいて１施設。
• ゲーミング区域の床面積の合計は特定複合観光施設の建築物の床面積の合計の３％以内。
• ゲーミング区域は、カジノ行為区画から『ケージ、バウチャー払戻機、依存防止規程に従った措置に係る業務を行うための室、苦情の処理に係る業務を行うための室、案内所等、区画内関連業務専用部分、通路・階段等、便所、美術品等展示部分、喫煙室、カジノ行為の用に供されるおそれがないものとカジノ管理委員会が認める部分』を除いた部分とする。

施設の構造・設備

• カジノ施設の構造及び設備の技術上の基準について、外部から内部への見通しの制限等の基本的な構造や監視設備等の設置すべき設備に関する事項を施行規則に規定。
• 犯罪の誘発・助長を防止する観点等から、カジノ行為区画内の照度は、ゲーミング区域及びケージ等では150ルクス、それ以外では10ルクスを超えていること。

カジノ関連機器等の基準等

• カジノ関連機器等について、以下の機器等の種別及び用途を規定。
  • 電磁的カジノ関連機器等（計10種別）
    電子ゲームシステム、 電子テーブルゲームシステム、 ディーラー操作式電子テーブルゲームシステム、 クライアントサーバゲームシステム、 プログレッシブシステム、 トランプシャッフラー、 電子ディーリングシュー、 電子さいころシェーカー、 バウチャー払戻機、 カジノマネジメントシステム
  • 非電磁的カジノ関連機器等（計10種別）
    テーブルゲーム用チップ、 トーナメントチップ、 トランプ、 プリシャッフルマルチデッキ、 ディーリングシュー、 さいころ、 ルーレットホイール、 ルーレットボール、 マネーホイール用ホイール、 パイゴウタイル
• 電磁的カジノ関連機器等の技術規格及び非電磁的カジノ関連機器等の技術基準について、諸外国の技術規格を参考に、その種別ごとに、カジノ行為の公正性の確保等のための事項を規定。

  例）電子ゲームシステム： 扉のアクセス検知機能、プログラム記憶装置の検証機能、会計情報（バウチャーの受入・交付）の記録　等

  トランプ： 表面に記載された内容を裏面から推測されないこと、傷をつけにくくするための加工が施されていること　等

• 電磁的カジノ関連機器等については、その型式が技術規格に適合していることや当該型式の機器等を製造する設備、体制等の基準に適合することについて、カジノ管理委員会が行う検定を受けることが必要（型式検定）。
• 非電磁的カジノ関連機器等については、製造又は輸入する非電磁的カジノ関連機器等の技術基準適合性を製造業者等が自ら確認することが必要（自己確認）。
• 型式検定に必要な試験の実施に関する事務の全部又は一部について、カジノ管理委員会は、その指定する者（指定試験機関）に行わせることが可能。